明治32(1899)年の創業以来、伝統ある味を守り続けるうなぎとかしわ(鶏肉)料理の老舗。
風情あふれる座敷中心の店内で味わえる「櫃まぶし」は「親子丼」と並ぶ定番メニューで古くからの常連客も多い。創業時より秘伝のタレを使い、脂がほどよく残る火加減でふっくら焼き上げた、国産うなぎのうまみを引き立てる。
ねぎ、わさびをたっぷりと使ったシンプルかつ本格的なひつまぶしを存分に堪能できる。もちろん、最後はお茶漬けにしてさらりといただくのが基本。
朝びきした新鮮な三河の赤鶏を使ったかしわ料理も絶品。料理長が20年ほど前に考案したみそすきは、かしわを味噌で煮込む鶏の鍋物。
岡崎の八丁味噌をベースに鶏がらのスープを加えた甘辛い味噌でじっくりと煮込む。こちらも名古屋ならではの味わいで、ぜひとも食べてほしい。
ひつまぶし>宮鍵
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